エンタメ・IP業界において、プロジェクトの複雑化や収支管理の属人化は長年の課題でした。特に多角的な展開を見せる現代のIPビジネスでは、従来の管理手法では限界が見え始めています。こうした中、業界特有のロジックを解き明かし、AIとの共生を前提とした次世代データ基盤として注目を集めているのが、株式会社CreativeGainが提供している「IP GROW®」です。

今回は、同社の代表取締役である三橋さんにインタビューを実施。なぜ今「IP起点」の設計が必要なのか、そして開発の裏側に込められた徹底したこだわりについて、詳しくお話を伺いました。現場の熱量をそのままに、業界の未来を切り拓く新サービスの全貌をお届けします。

現場と経営をつなぐ「ホームベース」──AIと共にIPを育てる新基盤

── まずは「IP GROW®」がどんなサービスなのか、概要を教えてください。

三橋さん:IP GROW®は、エンタメ・IP業界に特化した、AIネイティブなデータベース です。属人化しがちなIPビジネスのプロジェクト進行や収支情報を一元管理し、現場担当者から経営層までが日々アクセスする「ホームベース」として機能します。データを蓄積し、内蔵されたAIエージェント 「Al Buddy」と共に、IPの成長とビジネスの収益最大化を支援する次世代のデータ基盤です。

IP GROW公式サイトより転載

Excelでは不可能な立体構造の構築。特許出願中の「IP家系図」が予測ミスをゼロにする

──「IP GROW®」の特徴や強みを教えてください。

三橋さん:既存のCRM (顧客管理) やBtoBツールとは全く異なる、 「IP起点の設計」である点です。 一般的なツールは「顧客」や「取引」が主軸ですが、エンタメビジネスの実態は「IP」を中心に動いています。IPは無形物であるため、派生ユニットや特殊なコラボなどの展開も珍しくありません。しかしそうしたケースでは、従来のExcel等の行列管理や既存システムだと、権利の分配ロジックなども含めて管理が破綻してしまうという大きな課題がありました。

 この課題の解消に役立つのが、IP GROWの独自のデータ構造です。家系図のように視覚的に情報を整理し、プロジェクトの収支や販売プロダクトと正確に紐付けて管理できます。これにより、グッズの在庫リスク低減や、AIによる高精度な分析・レポーティングが可能に。結果、「予測ミス」を減らしながら収益を最大化する強みを持っています。

──「独自のデータ構造」について、もう少し詳しく教えていただけますか?

三橋さん:前提として、IP管理と各プロジェクトにおける集計ロジックの構築には、壁がありました。エンタメ現場で多用されるExcelのような単純な行列データでは、IP特有の複雑な体系や分配ルールはすぐに破綻してしまいます。この「Excelでは不可能な立体的な構造」を作り上げ、さらに、内蔵AIがノイズなく学習・解析できる純度の高いデータベースへと最適化する。ここまでのプロセスには、膨大な試行錯誤がありました。そのため、作り上げた独自のデータ構造は唯一無二だと自負しており、現在特許出願中です。

IP GROW公式サイトより転載

──他にはこだわった点はありますか?

三橋さん:「手触り感のあるUI/UXの作り込み」です。「AIネイティブなデータベース」を謳っていますが、画面の設計は決してAI頼みにしていません。エンタメ業界の人たちが実際にどう動き、どのような流れが一番使いやすいのか。業界の「標準プロセス」を泥臭く整理し、UXから逆算して人間の手で一つひとつ丁寧にUIを設計しました。高度なロジックとAIを裏側に持ちながらも、現場の担当者が毎日触りたくなる「ホームベース」としての直感的な使い心地を実現できた点に、強い誇りを持っています。

IP GROW公式サイトより転載

IPビジネスの「ハブ」へ。世界に誇る日本のIPを支えるインフラを創る

── 今後の展望を教えてください。

三橋さん:IP GROWは、単独で完結する業務ツールに留まりません。今後は、このIP活動に最適化されたデータベースを軸に、ECカートシステムや在庫管理システム、会計ソフトなど、様々な外部ツールと連携する 「IPビジネスの汎用的なデータ基盤 (ハブ)」 へと進化していきます。「IPコンテンツをデータとAIで育てる」というミッションのもと、日本が世界に誇るIPの力を経済的にも支えるインフラとなり、精度の高い経営管理ができるIP企業が多数誕生する市場環境を創出していきたいと考えています。

IP GROW公式サイトより転載

── 最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いします!

三橋さん:IPホルダーの皆様はもちろん、OEMメーカー様をはじめ、IPを活用してビジネスを展開されているすべての企業の皆様に、ぜひIP GROWを触っていただきたいです。このシステムを使えば、複雑に絡み合うビジネスの構造を 「IP起点」で綺麗に分解し、これまで見えづらかったプロジェクトごとの成果を明確に可視化することができます。

現在、ローンチに伴う無料トライアルを実施しておりますが、私たちはIP GROWを自分たちだけで完成させるつもりはありません。現場で日々IPと向き合っている皆様に実際にお使いいただき、率直なアドバイスやフィードバックをたくさんいただきながら、業界全体の知見を集結させてこのデータ基盤を進化させていきたいと強く願っています。

日本のエンタメ・IPビジネスをデータとAIでさらに盛り上げ、強くしていくために。ぜひ、無料トライアルへのご参加と、皆様からのご意見をお待ちしております!

まとめ

インタビューを通じて見えてきたのは、IP GROWが単なる管理ツールではなく、IPビジネスの「成功の確度を上げるためのインフラ」を目指しているという強い意志でした。特に、Excelでは不可能な複雑な権利・収支構造を可視化する独自のデータロジックは、多くの現場が待ち望んでいたソリューションと言えるでしょう。

また、AIという最新技術を基盤に据えつつも、現場の使い心地を最優先したUI設計には、作り手の深い業界愛も感じられます。属人化から脱却し、データを武器にIPを育てる。そんな新しいビジネスの形が、ここから始ろうとしています。現在実施中の無料トライアルは、その変革を体感する絶好の機会となるはずです。