【インタビュー】「もち吉」担当者に聞く!IPコラボへの想い|作品と商品の魅力を活かし、「おいしい&楽しい」体験を届ける商品づくり

「この作品だからこそ、この商品が生まれた」と感じてもらえるコラボレーションを――。1929年創業の「もち吉」は、近年『サンリオキャラクターズ』や『スーパーマリオ』など、様々なIPとのコラボレーションに取り組んでいます。
その背景にあるのは、作品へのリスペクトと「作品のファンが本当に欲しいと思えるか」というファン目線。今回は、もち吉のご担当者に、IP選定の基準や企画へのこだわり、ライセンサーとの向き合い方、今後の展望についてお話を伺いました。
「おいしい」だけでなく「うれしい」「たのしい」まで届ける、もち吉のIPコラボへの想いに迫ります。

目次

「この作品だからこそ、この商品が生まれた」もち吉が目指すIPコラボのゴール

──まずは、改めてもち吉がどんな企業か教えていただけますでしょうか。

担当者:弊社は、1929年、自然豊かな福岡県直方市に創業しました。創業以来、こだわりの米・素材ともち吉職人の技によって作られた、美味しいおせんべい・あられをお届けしています。現在は、「素材のすべてにいいものを厳選して使う」というこだわりのもと、全国に直営店を展開。贈答品から日常のおやつまで、「新鮮な美味しいおせんべいを、直接お客様の手元にお届けしたい」をコンセプトに、日々モノづくりに励んでおります。

──ありがとうございます。
  もち吉は、2023年に小学生切り絵クリエイター「KEN」様と、2025年・2026年に『サンリオキャラクターズ』と、そして、2026年には『スーパーマリオ』とコラボしたJR九州とコラボされていますね©Nintendo
  様々なIPと積極的にコラボされていますが、コラボを企画する上で最も大切にされていること・こだわりは何でしょうか?

担当者:「作品の魅力」と「商品の魅力」の双方を活かすことを大切にしています。単に作品のキャラクターを商品にデザインするだけではなく、作品の世界観やファンの皆様が感じている魅力を理解した上で、「この作品だからこそ、この商品が生まれた」と感じていただける企画を目指しています。

──IP選定の際、どんな点を重視していますか?

担当者:作品そのものの魅力に加えて、米菓をメイン商品とする弊社のターゲットとの親和性や、コラボによる新しい価値を生み出せるかを重視しています。幅広い年代の方に愛される作品とコラボすることで、作品のファンの皆様に喜んでいただけることはもちろん、普段その作品に触れていない弊社のお客様にも興味を持っていただけるような広がりのあるIPであることも重要だと考えています。

2025年3月の『サンリオキャラクターズ』とのコラボパッケージ。

「作品ファンが本当に欲しい商品になっているか」が最優先!

──IPが決定し、コラボ企画が始動した後のことを伺います。
  まずは、施策考案の際、注意していること、大事にしている意識はなんでしょうか。

担当者:なによりも大切にしているのが、「ファンの方が見たときに、本当に欲しいと思っていただけるか」という視点です。前提となるのは、作品の世界観を損なわないこと。そこを起点に、食品としてのおいしさや品質、パッケージデザイン、そして購入後の楽しさまで、コラボならではの体験を提供できるよう意識しています。

──重視されているのは「ファン目線」なんですね!
  ライセンサー様と良好なパートナーシップを築くため、また、作品へのリスペクトとして意識されていることや心がけている姿勢があれば教えてください。

担当者:ファン目線にもつながりますが、心がけているのは、作品やキャラクターに対するリスペクトを第一に考えることです。こちらの都合だけで企画を進めるのではなく、作品側の考えや世界観を理解し、ライセンサー様とコミュニケーションをとりながら進めることを大切にしています。

──なによりもIPの魅力を優先されているんですね。
  これまでに手がけられたコラボの中で、特に思い入れのある案件や、ファン・ライセンサー様からの反響が大きかったエピソードがあれば教えてください。

担当者:サンリオ様とのコラボ商品です。特に、2026年度販売したサンリオ様とのコラボ企画第2弾では、第1弾が好評だったことや前回と同じ時期の発売だったこともあり、多くの反響をいただきました。実際に商品をご購入いただいたお客様からも、特に缶のデザインについてお褒めの言葉をいただきました。

ポムポムプリン 缶
ポムポムプリン 缶
ポチャッコ 缶
ポチャッコ 缶
シナモロール 缶
シナモロール 缶

© 2026 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L670018

コラボで届けたい、「おいしい」×「うれしい」「たのしい」

──今後もIPコラボを実施されるかと思います。IPコラボを通じ、実現したい想いを教えてください。

担当者:「これまで当社の商品を手にとる機会がなかった方にも、コラボレーションをきっかけに当社の商品を知っていただきたい」という想いです。ファンの皆様に楽しんでいただくことはもちろん、コラボを通じて新たなお客様との接点を創出する。そして、そこから当社の商品やブランドにも興味を持っていただけるような取り組みに挑戦していきたいです!

──ライセンサー様にメッセージをお願いします!

担当者:お菓子には、人を笑顔にしたり、大切な人と楽しい時間を共有したりする力があると考えています。作品の世界観と私たちの「食」を掛け合わせることで、ファンの皆様に新しい楽しみ方を提供できるはず。作品への想いを大切にしながら、「おいしい」だけではなく「うれしい、楽しい」まで届けられるコラボレーションを一緒につくっていければ幸いです。

──この度は貴重なお話、ありがとうございました。最後に読んでいただいた方にもメッセージをお願いします。

担当者:今後も作品のファンの方や弊社のお客様との新たなつながりを模索しながら、弊社いなりあげもちのキャラクターである「もちなり」や、決まり手煎餅の「決まり手デザイン」など、自社のIPコンテンツを通じて新しい体験や価値の創造にも挑戦していきます!

まとめ

作品への深いリスペクトとファン目線を追求し、「おいしい」にとどまらない感動を届ける同社の取り組み。双方の魅力が詰まったこだわりのコラボレーション展開を通じて、今後も心躍る体験が生み出されていくことでしょう。