『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』など、数々のヒット作を生み出している少年ジャンプ+。2026年には『BLACK TORCH』や『マリッジトキシン』といった話題作のアニメ化がスタートし、週刊少年ジャンプと並ぶ人気IPの発信地となっています。

本記事では、少年ジャンプ+発のアニメ化作品を一覧で整理しつつ、2026年以降にアニメ化が決定している注目作品を徹底解説。次に大きなブームを巻き起こすアニメはどれなのか、ネクストブレイク作品にも注目していきます。

少年ジャンプ+とは?

少年ジャンプ+は、集英社が2014年9月22日に配信を開始したマンガ誌アプリです。週刊少年ジャンプを電子版で読めるだけでなく、アプリ限定のオリジナル連載マンガを毎日無料で配信しています。

連載マンガは70本以上、年間に公開される読切作品は約300本にのぼり、世界一新作が読めるマンガ誌アプリとも言われているそう。初回無料という仕組みによって、新しい作品と出会いやすいのが、少年ジャンプ+の魅力のひとつです。

【一覧表】少年ジャンプ+アニメ化作品まとめ

少年ジャンプ+では、これまでに数多くの人気作品がアニメ化されています。『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』をはじめ、少年ジャンプ+からアニメ化された主な作品を一覧で見てみましょう。

作品名放送時期制作会社原作
とんかつDJアゲ太郎2016年4月10日~2016年6月26日スタジオディーンイーピャオ・小山ゆうじろう
エルドライブ【ēlDLIVE】2017年1月8日~2017年3月26日studioぴえろ(スタジオぴえろ)天野明
彼方のアストラ2019年7月3日~ 2019年9月18日Lerche篠原健太
ヘタリア World★Stars2021年4月8日~2021年6月24日スタジオディーン日丸屋秀和
終末のハーレム2022年1月7日~3月17日Studio五組×AXsiZLINK・宵野コタロー
サマータイムレンダ2022年4月14日~2022年9月29日OLM田中靖規
阿波連さんははかれない2022年4月1日~2022年6月17日FelixFilm水あさと
SPY×FAMILY2022年4月9日~6月25日(第1クール)WIT STUDIO×CloverWorks遠藤達哉
チェンソーマン(週刊少年ジャンプから移行)2022年10月11日~2022年12月28日MAPPA藤本タツキ
ロマンティック・キラー2022年10月27日〜(Netflixで配信)ドメリカ百世渡
地獄楽2023年4月1日~2023年7月1日MAPPA賀来ゆうじ
あやかしトライアングル2023年7月10日~2023年9月25日CONNECT矢吹健太朗
鴨乃橋ロンの禁断推理2023年10月2日〜2023年12月25日(1st Season)ディオメディア天野明
魔都精兵のスレイブ2024年1月4日~2024年3月21日Seven Arcsタカヒロ
姫様“拷問”の時間です2024年1月8日〜2024年3月25日パインジャム春原ロビンソン ひらけい
道産子ギャルはなまらめんこい2024年1月8日〜2024年3月25日SILVER LINK.×BLADE伊科田海
怪獣8号2024年4月13日〜2024年6月29日Production I.G松本直也
忘却バッテリー2024年4月9日〜2024年7月2日MAPPAみかわ絵子
ルックバック2024年6月28日(劇場版アニメ)スタジオドリアン藤本タツキ
ラーメン赤猫2024年7月4日〜2024年9月19日E&H productionアンギャマン
2.5次元の誘惑2024年7月5日〜2024年12月13日J.C.STAFF橋本悠
株式会社マジルミエ2024年10月4日〜2024年12月20日萌・J.C.STAFF岩田雪花、青木裕
ダンダダン2024年10月4日~12月20日(第1期)サイエンスSARU龍幸伸

このように並べると、少年ジャンプ+は、ほぼ毎年コンスタントにアニメ化作品を輩出し続けていることが分かります。特に近年では、『SPY×FAMILY』をはじめ『怪獣8号』や『ダンダダン』など、国内外で大きな反響を呼ぶ作品が続いています。

2026~2027年最新!アニメ化決定の話題作

2026~2027年も、少年ジャンプ+のアニメ化ラッシュは止まりません。ここでは、今後さらなる盛り上がりが期待されるアニメ化決定の話題作を紹介します。

BLACK TORCH|物ノ怪と少年の出会いから始まるダークファンタジー

©タカキツヨシ/集英社・BLACK TORCH製作委員会

『BLACK TORCH』は、物の怪と忍者が融合した独特の世界観が魅力のダークファンタジーです。動物と話す能力を持つ高校生・我妻弐郎が、森の中で瀕死の黒猫・羅睺と出会うところから物語が始まります。

もともとは「ジャンプSQ.」で連載され、のちに少年ジャンプ+に掲載された本作。原作は全5巻で既に完結しており、アニメは2026年7月4日よりTOKYO MXほかにて放送が開始しています。

作品名BLACK TORCH
原作タカキツヨシ
放送日2026年7月4日~
TOKYO MXほか
監督:馬引圭
キャラクターデザイン:鈴木豪
シリーズ構成・脚本:市川十億衛門
サブキャラクターデザイン:中村ユミ、鈴木政彦、木下真梨子
デザインワークス:菊池隼也
キャスト我妻弐郎:鈴木崚汰
羅睺:上田燿司
鬼子母神一華:千本木彩花
桐原零司:榎木淳弥
司場涼介:諏訪部順一
宇佐美花:上田麗奈
制作会社100studio

編集部のひとこと

連載終了から約8年経ってからのアニメ化ということで、驚いたファンも多いのではないでしょうか。ネット上では打ち切り作品と噂されていましたが、国内外のファンの後押しもあり、アニメ化が実現しました。

原作者のタカキツヨシ先生は「設定や絵コンテなど、しっかり監修させて頂いています」とコメントしており、音声や動きが加わった『BLACK TORCH』に注目が集まります。

マリッジトキシン|殺し屋×結婚詐欺師、最凶バディの騙し合い

© 静脈・依田瑞稀/集英社・マリッジトキシン製作委員会

『マリッジトキシン』は、殺し屋×結婚詐欺師という異色バディ作品です。五大名家「毒使い」の跡取りである殺し屋・下呂ヒカルが、後継ぎ問題を解決するために婚活を始め、結婚詐欺師・城崎メイに協力を依頼。予測不能なストーリー展開が魅力の婚活バトルアクションです。

アニメ第1期は、2026年4月7日〜6月30日に放送。2027年1月からは第2期の放送が予定されており、少年ジャンプ+作品のなかでも異例の速さとなっています。

作品名マリッジトキシン
原作静脈(原作)、依田瑞稀(漫画)
放送日2026年4月7日~
カンテレ・フジテレビ系"火アニバル!!"枠にて
監督:堀元宣
シリーズ構成・脚本:うえのきみこ
キャラクターデザイン・総作画監督:徳岡紘平
サブキャラクターデザイン:迫由里香
衣装デザイン:琴乃
キャスト下呂ヒカル:石谷春貴
城崎メイ:若山詩音
姫川杏子:永瀬アンナ
潮雫:伊瀬茉莉也
嬉野シオリ:結川あさき
制作会社ボンズフィルム

編集部のひとこと

本作は原作・静脈先生にとっての連載デビュー作。コミックス第1巻の帯には『鬼滅の刃』の吾峠呼世晴先生が推薦コメントとイラストを寄稿したほか、第3巻では『呪術廻戦』の芥見下々先生がコメントを寄せるなど、豪華作家陣からの応援コメントリレーも話題になりました。

【コラボ情報】
TVアニメ『マリッジトキシン』× 洒落CAFE コラボカフェ

企業洒落CAFE(Anique株式会社)
コラボ期間2026年6月12日〜2026年6月28日
コラボ内容・完全新規描き下ろしイラストを使用したコラボカフェを、東京、大阪、福岡の3店舗で開催
・コラボメニューの展開をはじめ、オリジナルグッズも店頭とECサイトで同時販売

「クラシエフーズ」×『マリッジトキシン』特別企画

企業クラシエフーズ(大人のねるねるねるね)
コラボ期間2022年11月4日〜(コミックス第2巻発売に合わせて実施)
コラボ内容・コミックス第2巻の帯に「大人のねるねるねるね」の開発担当者が「下呂君『大人のねるねるねるね』で童心を忘れない笑顔溢れる結婚を!」とコメント
・抽選で50人に「大人のねるねるねるね」が当たるプレゼントキャンペーンも実施

株式会社マジルミエ|ベンチャー企業で働く魔法少女を描いたお仕事ファンタジー

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

『株式会社マジルミエ』は、「魔法少女×お仕事もの」という新感覚の設定が光る作品です。就職活動に苦戦していた女子大生・桜木カナが、怪異に巻き込まれたことをきっかけに、ベンチャー企業「株式会社マジルミエ」に魔法少女として入社。個性豊かな先輩社員たちと共に、命の責任と仕事のやりがいを学んでいく物語です。

第1期は2024年10〜12月に放送され、2026年7月4日から第2期がスタートしました。少年ジャンプ+では、2021年10月20日~2025年7月9日にかけて漫画が連載。「次にくるマンガ大賞2022」のWebマンガ部門で第3位に選出されるなど、アニメ化前から話題を集めました。

作品名株式会社マジルミエ
原作岩田雪花、青木裕
放送日2026年7月4日~(第2期)
日本テレビ系にて
監督:福島利規
副監督:小田裕康
シリーズ構成・脚本:横手美智子
キャラクターデザイン:藤井昌宏
音楽:宮崎誠
キャスト桜木カナ:ファイルーズあい
越谷仁美:東内マリ子
重本浩司:小山力也
二子山和央:山下大輝
翠川:逢坂良太
制作会社J.C.STAFF

編集部のひとこと

本作は、現代のビジネスシーンを感じさせる描写が多く、社会人からの共感も高い作品として評価されています。第2期では、越谷仁美役が花守ゆみりさんから東内マリ子さんに変更となっており、新ボイスにも注目です。

第2期の放送開始時点(2026年7月)で原作完結済みなので、アニメを視聴すれば、原作未読勢でもすぐに結末まで追いつけるでしょう。

幼稚園WARS|世界一”安全”な幼稚園で繰り広げられるバトルアクション

© 千葉侑生/集英社・幼稚園WARS製作委員会

『幼稚園WARS』は、累計発行部数200万部を突破するバイオレンス×ラブコメディです。舞台は、政治家や世界的企業のトップの子どもが通う「ブラック幼稚園」。政府の命令で減刑と引き換えに働く元殺し屋の教諭・リタが、日々差し向けられる刺客から園児を守るというユニークな設定が人気を集めています。

2025年10月にアニメ化が発表され、2026年3月の「AnimeJapan 2026」ではティザービジュアルや追加キャストが公開。放送は2027年春を予定しており、制作はサンライズとFelixFilmが担当する予定です。

作品名幼稚園WARS
原作千葉侑生
放送日2027年春(未定)
監督:五味伸介
キャラクターデザイン:山中純子
キャストリタ:種﨑敦美
ダグ:熊谷健太郎
ハナ:大和田仁美
ルーク:日野聡
シルビア:伊瀬茉莉也
マック:熊谷海麗
エリナ:朴璐美
ゴードン:稲田徹
制作会社サンライズ、FelixFilm

編集部のひとこと

『幼稚園WARS』は、もともと集英社の投稿サイト「ジャンプルーキー!」でインディーズ作品として連載を開始。読者投票による連載争奪ランキングを勝ち抜き、21話から正式に少年ジャンプ+の通常連載へ昇格しました。読者の支持が厚い作品となっており、アニメ化でさらなる人気IPへの進化が期待されます。

【コラボ情報】
【市制施行20周年記念】『幼稚園WARS』×つくばみらい市 20周年記念イラスト・メッセージ

企業つくばみらい市
コラボ内容・市制施行20周年を記念し、原作者の千葉侑生先生が20周年記念イラストとメッセージを寄稿
・『幼稚園WARS』の「リタ」と、市の産業経済課 主事「みらいりんぞう」が描かれた特別イラストが公開

少年ジャンプ+発の作品がメガヒットする理由

アニメ化が決定しては大きな反響を呼ぶ少年ジャンプ+発の作品たち。ここからは、少年ジャンプ+発のアニメがヒットする理由について、2つの観点から深掘りしていきます。

SNSで話題化しやすい初回全話無料

オリジナル連載の初回全話無料という仕組みは、少年ジャンプ+の大きな特徴のひとつです。連載の最新話をリアルタイムで追いかけられる構造になっており、2019年4月の導入以降『SPY×FAMILY』や『ダンダダン』といった大型ヒット作が同時期に生まれています。

『タコピーの原罪』では、最新話が更新されるたびにSNSで話題となり、1日で100万以上の閲覧数を記録。読者が作品を評価できる「いいジャン!」ボタンやコメント欄も、拡散を後押ししているのかもしれません。

本誌の枠にとらわれないジャンル展開

少年ジャンプ+では、スポーツから日常系まで幅広いジャンルの作品が連載されています。

『マリッジトキシン』の殺し屋×結婚詐欺師という設定や、『ふつうの軽音部』のような等身大の青春群像劇は、いずれも従来の少年漫画のフォーマットから外れた企画。伝統的な雑誌カラーとの兼ね合いが課題になりそうな作品でも、少年ジャンプ+なら編集判断のもとで自由に挑戦できます。

このようなジャンル展開を支えているのが、少年ジャンプ+が併設する投稿プラットフォーム「ジャンプルーキー!」です。プロ・アマ問わず誰でも作品を投稿できるサービスで、読者投票による「連載争奪ランキング」を勝ち抜いた作品が少年ジャンプ+の正式連載へ昇格します。

編集部が企画段階でジャンルを絞り込むのではなく、まず読者に判断してもらうという仕組みがあることも、少年ジャンプ+からヒット作が生まれる理由なのでしょう。

【ネクストブレイク】次にアニメ化される少年ジャンプ+の漫画予想!

すでに大きな人気を獲得しながらも、まだ正式なアニメ化決定に至っていない注目作を独自にピックアップ!ネクストブレイク間違いなしの作品ばかりなので、ぜひアニメ化前に少年ジャンプ+でチェックしてみてください。

MAD|圧倒的な世界観で魅せる、ハードコアSFアクション

『MAD』は、謎のエイリアンの襲来によって人類のほとんどが死滅した地球を舞台にしたSFサバイバル漫画です。妹を失った青年ジョンが、絶望のなかで狂気に身を投じていくという、ジャンプ作品としてはかなりハードな読み口になっています。

連載開始直後から既存の人気作を脅かす勢いを見せており、連載初期にはあの『ダンダダン』を上回ったことも。作画・コマ割りともに洋画的な雰囲気があり「藤本タツキ作品のような不穏さと骨太さがある」という評価も寄せられています。

会話と沈黙を使い分けた構成が印象的で、映像化した際の演出にも期待が集まる作品といえるでしょう。後半につれて能力バトルのような要素が加わり、ジャンプらしさを楽しめるのも魅力です。

編集部のひとこと

MADには、ジョンをはじめ魅力的なキャラクターが多数登場しますが、アニメ化で人気が加速しそうなのはアルダでしょうか。読者コメント欄でも、登場直後から「これは人気キャラになる予感しかしない」「アルダめっちゃイケメンだな」といった声が続出。隻眼のビジュアルに二刀流ということで、女性からの支持も厚くなりそうな予感です。個人的に、アニメ化されるときのCVは中村悠一さんや小林親弘さん、石川界人さんなどを期待しています。

サンキューピッチ|3球勝負の投手?心理戦が光る野球漫画

『ハイパーインフレーション』の住吉九先生による最新作。2024年9月3日から連載中の野球漫画で、心理戦に特化した作風が特徴です。登場キャラクターがとにかく個性的で、あにまんchの感想スレでは、変人のカーニバルだと話題になっています。

「次にくるマンガ大賞2025」Webマンガ部門では1位を獲得したほか、「このマンガがすごい!2026」オトコ編では第3位にランクイン。業界内評価と読者人気ともに高く、アニメ化の期待値が高まる作品です。

2026年7月時点では原作のストックが少ないため、仮にアニメ化されるとしても、2027〜2028年頃が現実的かもしれません。

ふつうの軽音部|SNSでも話題!リアルな軽音部を描いた青春漫画

『ふつうの軽音部』は、原作・クワハリ氏、作画・出内テツオ氏による青春音楽漫画です。邦ロックを愛する高校1年生・鳩野ちひろが軽音部に入部し、個性豊かな部員たちとバンド活動に奮闘する姿が描かれています。

原作のクワハリ氏が、実際に高校教員として軽音部を指導していたこともあり、リアルな軽音部の描写に定評がある本作。ちひろがandymoriの「everything is my guitar」を熱唱したり、物語の転機でエルレガーデンの「ジターバグ」が使われたりと、邦ロック好きなら誰もが心をわしづかみにされる展開となっています。

劇中に実在の楽曲が多数登場するぶん、アニメ化では、各レーベルとの権利関係の調整が障壁になりそうです。

新たなヒットを生み出す、少年ジャンプ+作品のアニメ化に注目

ジャンルの枠にとらわれず、次々とアニメ化作品を輩出する少年ジャンプ+。キャラクター性や世界観に魅力を持つ作品が多いからこそ、アニメ化後にはグッズ展開や企業コラボなど、漫画の枠を超えた広がりも期待できます。今後のヒット作を見逃さないためにも、今のうちから少年ジャンプ+の初回全話無料でチェックしておきましょう。